こちらの記事では、「評判が悪い」といわれるホームページ制作会社の例と、あらかじめ制作会社選びのポイントについてご紹介します。クリニックのホームページ制作をどこかに依頼したい、と考えている場合にはぜひ参考にしてみてください。
たとえ凝ったデザインの格好良いホームページができたとしても、それが集患に繋がらないと全く意味がありません。ホームページの制作費用は決して安いものではありませんから、制作したページでしっかりと集客したいものです。たとえば制作会社を選ぶ際に、デザインのみで判断せずに、実績や制作事例など十分に確認してから依頼することが大切といえます。
また、ホームページはアクセス数の他、架電回数や予約フォームなどがタップされた回数など、さまざまなデータを取得できるツールです。しかしそのようなデータが全くわからず、集客の役に立っているかどうかわからない、といった失敗例も考えられます。
「担当者と連絡が取りにくく、対応が遅くなりがち」というのもよくあるパターンです。何かを顧客側から連絡したとしてもなかなかレスポンスがなく、対応してほしいことがあるのになかなか対応してもらえない、という状況が発生してしまいます。
ホームページは作成して終わりではなく、その後の運用も非常に重要になってきます。たとえば診療時間やスタッフの情報を変更する場合など、情報の更新が必要となることがありますが、変更依頼について連絡をしているにもかかわらず担当者の対応が遅くなってしまうと、クリニック側としても不利益を被る可能性もあるでしょう。 そのため、連絡が取りやすい・対応が早い制作会社を探すのも大切なポイントです。
契約を見てみたところ、例えばホームページを制作した後の保守管理契約が10年間近くあるなど異常に長い契約期間が設定されていたり、もし解約した後にドメインの使用制限があるなど、顧客に不利益をもたらすような悪質な契約が含まれていないか注意することが大切です。
契約する前に、契約期間や費用、解約後の取り扱いなどについて十分に確認しておくことが重要であるといえるでしょう。
クリニック開業前は非常に忙しい時期です。しかし、ホームページへの掲載原稿作成を制作会社から依頼され、結果的に十分な時間をかけられずに中途半端な仕上がりになってしまった、という失敗事例もあります。
ホームページ制作の進め方は会社によって大きく異なります。クリニックに話を聞き、ほぼ全ての文章を制作会社で作成してクリニック側がチェックを行うケースもあれば、クリニック側がほとんどの文章を作成するケースもあるようです。
このように、ホームページを制作する上でクリニック側はどれくらいの作業を担当する必要があるのか、という点についても確認が必要です。クリニック側は忙しく、文章を1から作成する時間を確保することは難しい可能性が高いと考えておいた方が良いでしょう。
格好の良いホームページができたため満足していたら、突然保健所からホームページが医療広告ガイドラインに抵触している旨の連絡が入った…といったケースも考えられます。クリニックのホームページを制作する上では、医療広告ガイドラインに準拠する必要があります。これまでにクリニックのホームページを手がけた経験がない制作会社の場合、ガイドラインに抵触したホームページが出来上がってしまう可能性もゼロではなく、せっかく制作したホームページを削除しなければならなくなるかもしれません。
厚生労働省から発表されている医療広告ガイドラインは内容が非常に細かいため注意が必要です。たとえば医療機関のホームページに特化した制作会社であれば、ガイドラインについて十分に理解していると考えられますので、注意すべき表現などについてもアドバイスしてもらえるでしょう。
その制作会社の実績を確認することは、非常に重要なポイントです。これまでどのようなホームページを制作したのか、クリニックのホームページを制作した経験があるのかなど、実績は必ずチェックしておきましょう。実績が多い会社であれば、その経験からさまざまな提案をしてくれるなどのメリットもあります。
また、クリニックのホームページ制作を依頼する場合には、医療系に強いかどうか(医療広告ガイドラインなどを熟知しているか)という点を十分に確認しておくことが大切です。たとえ評判が高かったとしても、医療系広告について実績がない場合には注意する必要があるといえるでしょう。
制作会社の担当者のレスポンスや対応が早いと、不安なく制作を依頼できます。依頼をする前に何度か質問のやり取りをしたりする中で、ある程度のスピード感は感じられるでしょう。
また、ホームページの制作会社は、営業スタッフと技術スタッフが連携しながら作業を進めていくケースが多くなっていますが、営業スタッフのスキルが高いと質問した内容にその場で回答してくれるため、スピーディーに進められます。逆に、営業スタッフのスキルが低かったり、レスポンスが遅い制作会社の場合には回答までの時間が長くなってしまい、結果的に作業が遅れるという状況になりかねませんので注意が必要です。
ホームページを制作するだけではなく、運用についてもしっかり相談できる会社かどうかについても見極めが大切です。制作会社によっては、制作に加えて運用や保守も依頼できるプランを用意しているところもあります。
また、運用はクリニックで行っていきたいと考えるケースもあるでしょう。その場合には、運用・保守に関してサポートをしっかりと行ってくれる制作会社だと将来的に何かあった時にも相談できます。
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