クリニックの開院を控えているドクターに向け、クリニックの公式ホームページ制作とあわせて検討したいポイントとして、「WEB予約システム」をご紹介します。予約システムの種類や導入のメリット・デメリット、選び方の基準などをまとめましたので、医院運営の参考にしてみてください。
クリニックの予約システムとは、インターネット上の専用画面から患者さんがご自身のスマートフォンやパソコンを使って自由に診療予約を入れられるシステムを指します。大きく分けて以下の2つのタイプがあり、診療科の特徴に合わせて選ばれるのが一般的です。
「10:00〜10:30」のように、特定の日時を指定して予約を入れる方式です。患者さんは予定を立てやすく、クリニック側も1日のスケジュールを把握しやすい特徴があります。内科や歯科、自由診療をメインとするクリニックなどでよく導入されています。
当日の診療希望者に対し、受付順に番号を発券する方式です。順番が近づくとスマートフォンなどに通知が届く機能を持つシステムが多く、一人ひとりの診療時間が読みにくい小児科や耳鼻咽喉科、皮膚科などで重宝される傾向にあります。
予約システムを導入することで期待できる主なメリットを5点紹介します。
患者さんが予約システムを利用する際、画面上で日にちごとの混雑状況や空き枠を確認できます。これにより、空いている日時に予約が分散しやすくなり、「終日忙殺される日」と「余裕のある日」の波がならされ、働きやすい環境づくりにつながるでしょう。
従来は、電話対応や窓口で空き状況を確認し、予約台帳に書き込む手間がかかっていました。システム化により、患者さん自身で予約やキャンセルの手続きが行えるため、受付スタッフの業務負担の削減が期待できます。その分、来院した患者さんへのケアに時間を充てやすくなります。
あらかじめ予約や順番の把握ができることで、患者さんの院内での待ち時間を減らすことにつながります。待ち時間の長さはクリニックに対する不満の要因になりやすいため、これを軽減することは患者さんの満足度向上やリピート受診に良い影響を与えます。
順番が近づいてから来院してもらう仕組みを作れば、待合室に人が密集する状況を避けやすくなります。これは、院内感染対策の一環としても患者さんに安心感を与える要素となります。
予約システムの中には、電子カルテシステムとの連携機能を搭載したものもあります。連携できれば、当日の予約リストから患者さんの名前を選択するだけでカルテが表示されるなど、事務作業の軽減とスムーズな診療進行が期待できます。
予約システムの導入で考えられる2つのデメリットを紹介します。
予約システムを導入するためには、導入時の費用(イニシャルコスト)と導入後の月額費用(ランニングコスト)がかかります。費用の額は予約システムによって異なりますが、基本的に導入時、または月額で費用が発生します。
一度導入を決めると何年も同じシステムを使い続けることになりますので、導入に際しては各システムの内容と費用を慎重に比較することが大切です。
インターネットやスマートフォンが普及した現代ではありますが、今もなおネット利用が苦手な方が大勢いることは事実です。操作が苦手なのでネット予約をしたくないという患者さんは、これまで通り、電話や受付で予約を入れる形となるでしょう。
整形外科や眼科、脳神経外科、泌尿器科など、高齢患者の比率が多いとされる診療科では、ネット予約を嫌がる患者さんが多いかもしれません。
予約システムを導入しても、患者さんに利用されなければ意味がありません。多くの場合、患者さんはクリニックの公式ホームページを見た流れで予約へと進みます。
そのため、ホームページの分かりやすい位置に「WEB予約はこちら」といったボタンを設置し、スムーズに予約システムへ誘導する設計が非常に重要です。
予約システムの導入にはコストがかかりますが、受付業務の負担軽減や患者さんの利便性向上など、多くのメリットが期待できます。自院の課題や診療スタイルと照らし合わせ、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
また、予約システムを効果的に活用するためには、患者さんが迷わずアクセスできるホームページ作りが大切です。ホームページ制作を依頼する際は、システム連携や導線設計の実績がある制作会社を選ぶことをおすすめします。
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