クリニックの集患方法であるブログについて、ブログの役割や注意点、メリットとデメリットについて紹介します。
ブログが果たす役割の一つは、見込客に“プッシュ”できることです。例えば、ブログの中で症状や病状に合ったクリニックの探し方を紹介することで、クリニック選びで迷っている人をナビゲートし行動を促すことができます。また、自院の特徴や得意分野、ポリシーを効果的に発信することで、第三者によるものではなく、医師・クリニックの言葉でブランディングすることも可能です。
病状や悩みなどの検索KWを用いてブログをつくることで「SEO対策」を行い、ネット上での露出を高め集患しやすくすることも、ブログの重要な役割となります。
ブログでは、院長やクリニックで働く医師、看護師が自ら情報を発信することができます。同じ診療科でもどのような思いで運営しているかに差が出せるため、他のクリニックとの差別化が図りやすいでしょう。実際の患者さんからの声をもとに、柔軟に発信できるため利用者が求めていることをダイレクトに訴求できる可能性が高くなります。
また受診前にどんな人が治療を対応しているのか把握できるため、利用者側に安心感を与えやすいのが利点です。
ブログサービスは無料のものが多く存在するため、費用のかからないサービスを利用すれば0円で集患を行えます。特に「note」は無料で使えるだけでなく、Googleからの評価が高く、SEOも強いサービスです。初めてブログに取り組む場合でも、早い段階で集患の効果が感じられるでしょう。
ブログで集患を行う場合、患者さん側が求めている情報を的確に提供することが大切です。そのためには、ターゲット層にとって有益な情報、興味のある情報を意識してブログを執筆しなければなりません。炎上を起こさないため、情報の正確さや言葉選びに慎重になる必要もあります。
また、ブログで集患を行う場合には、ブログの更新頻度も重要です。月に1度程度は更新するように心掛けましょう。あまりにも長期間更新されていないと、患者さんの不信感につながり逆効果になってしまいます。
ブログを執筆したとしても、検索で上位表示されなければなかなか集患につながりません。闇雲に記事を作成するだけでなく、記載する情報量や言葉の盛り込み方など「SEO」を意識する必要があります。SEOには多少の専門知識が必要なだけでなく、狙ったキーワードで検索結果にホームページが表示されるようになるまでには時間がかかります。初めのうちはアクセスにつながらず、スロースタートとなることは想定しておきましょう。
ブログを書くときは、まず「誰が書いたのか?」という点を明確にしましょう。医師本人によるものか、業者に依頼した第三者視点による発信なのか、発信者を明確にすることで、ユーザーに信頼性や安心感を与えられます。
ブログは広告媒体とみなされるため、医療広告ガイドラインの禁止事項が適応されることも知っておいてください。正確な情報伝達を怠るなど、医療広告ガイドラインに違反した場合は、罰則を科されてしまう可能性もあります。
ブログの更新はなるべく適切な頻度をキープしましょう。更新頻度が少なすぎると、評価を下げたり、ユーザーの不信感につながりかねません。
ブログでなにを伝えたいのか、紹介したいテーマやコンテンツを決めましょう。クリニックのブログで紹介できる情報は多岐にわたります。
ブログに書く内容の選び方は、その記事を書くことで、「ブログに見込客を呼び込めるか」「来院を促すのに効果的か」「患者さんとの関係性を構築できるか」の3つがポイントです。漠然と選ぶのではなく、しっかり集患を意識したコンテンツ選びを検討しましょう。
ブログの運用方法には、外部に委託する方法と、クリニック内の担当者が運用する2つの方法があります。
外部に委託すれば、担当者は本来の業務に集中できるほか、SEO対策やマーケティングの専門的知識をもつ外部業者に委託することで、効果のある集患対策がしやすくなります。一方、外部に委託するとコストがかかり、コンテンツのクオリティや成果にバラつきが出る可能性が高いです。
クリニック内の担当者が運用する場合は、運営費が無料または費用が抑えられるのがメリットですが、担当者に負担がかかることと、SEO対策やマーケティングの知識が必要になります。
どちらもメリット・デメリットがあるので、自院の状況とコスト面を考慮しながら、適した運用方法を選ぶことが大切です。
ブログは無料で始められ、他のクリニックとの違いをアピールしやすい集客方法です。好きな時に情報を発信でき、院長自らが自分の言葉でクリニックについて紹介できるので、更新しやすさも魅力でしょう。一方で、SEOの専門知識がなければ、効率よく集患を行えないのがデメリット。一生懸命更新しても、まったく利用者の目に触れられない可能性があります。
集患のための施策の第一歩として考えるなら、まずは「ホームページ制作」に力を入れるのがおすすめです。制作会社がSEOまで考えた提案をしてくれるため、親和性の高いキーワードを検索しているユーザーに向けて効率よく求められている情報を提供できます。受診を考える際に患者さんがほぼ必ず確認するものでもあるため、他の広告手段を考えるよりもまずはホームページの見直しが効果的です。
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