クリニックのホームページを運用するうえで、セキュリティ対策は欠かせない要素となります。本記事では、代表的な手法である「SSL化」の概要や、導入が推奨される理由について解説します。
ホームページのURLは、一般的に「http」から始まります。しかし、近年は「https」で始まるURLを見かける機会も増えています。この「https」となっている状態が、サイトの通信がSSL化されているサインと言えるでしょう。
SSL(Secure Socket Layer)とは、インターネット上でのデータ通信を暗号化する技術のことです。通信内容を暗号化することで、悪意のある第三者による情報の盗聴や改ざんなどのリスクを低減できるのが特徴と言えます。
クリニックや病院のWebサイトにおいて、SSL化の対応は重要な施策に位置づけられます。適切かつ安全なサイト運営を維持するためにも、導入を検討しておくことが大切です。
SSL化が求められる背景として、主要な検索エンジンにおいてサイトの安全性が重視されている点が挙げられます。かつては、個人情報やクレジットカード情報を扱うECサイトやネットバンキングでのみ暗号化されるのが一般的でした。会社概要などのページは、対象外となるケースが多かったと言えます。
しかし、インターネット上のサイバー脅威が増加する昨今においては、ユーザーの安全な通信を担保するため、コンテンツの内容を問わず常時SSL化を行うことがWebサイト運営の基本へと変化しています。
現在、企業や個人を問わず多くのWebサイトでSSL化の導入が進んでいます。未対応のまま運営を続けると、ブラウザのアドレスバーに「保護されていない通信」といった警告メッセージが表示されるケースがあります。
医療機関のサイトでは、予約や問い合わせフォームを通じて患者様の個人情報を扱うケースが一般的です。そのため、サイトのセキュリティ対策を怠ると、ユーザーからの信頼低下につながりかねません。未対応が直ちに危険というわけではないものの、ユーザーのセキュリティ意識が高まっている現代においては、不安を与えない環境づくりが求められます。
検索エンジンで上位表示を目指すSEO対策の観点でも、SSL化の有無は一つの評価基準となります。検索順位を決定するアルゴリズムにおいて、サイトの安全性は重要な要素として位置づけられています。
また、一般的にSSL化されたサイトは通信プロトコルの関係で表示速度が向上しやすいため、ユーザビリティの面でも有利に働く傾向が見られるのも特徴の一つです。今後もセキュリティ重視の流れは続くと予想されることから、クリニックサイトにおけるSSL化は優先度の高い施策と言えるでしょう。
実際にホームページをSSL化するには、サーバー側での設定や「SSLサーバー証明書」の取得、そして「http」から「https」へのリダイレクト(自動転送)設定など、専門的な知識が必要です。
証明書には、無料で利用できる「Let's Encrypt」から、企業の実在証明が付与される有料のOV/EV証明書まで種類があります。クリニックの規模や用途によって最適なものは異なりますが、設定を誤るとホームページが表示されなくなるリスクもあるため、専門の制作会社や保守会社に依頼するのが安全です。
SSL化に対応可能な制作会社を選定する
インターネット上のデータ通信を暗号化するSSL化は、現代のWebサイト運営において標準的な仕様となりつつあります。前述の通り、通信の安全性を確保することは、ユーザーからの信頼を得るうえでも欠かせない取り組みです。新たにクリニックのホームページを立ち上げる際は、初期段階からSSL化を標準搭載している制作会社へ依頼することが大切になります。
当メディアではクリニック専門のホームページ制作会社を紹介しています。これからサイトの新規制作やリニューアルを検討している方は、ぜひ情報収集にお役立てください。
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