クリニックがSNSで集患する際の活用方法や投稿事例、メリットとデメリットについて紹介します。
クリニックの集患対策としてSNSを使う場合は、一般的なWEBメディア(ホームページやブログ)とSNSの違いを理解しておくことが大切です。
例えば、ホームページでは伝えたい情報を発信することはできますが、ユーザーのリアクション(反応)を把握したり、双方向のコミュニケーションをとることはできません。
一方、SNSは、こちらの情報発信に対して何かしらの反応があり、それに対して再び返信するという、双方向のコミュニケーションが可能です。そのため、SNSでは情報発信だけでなく、ユーザーとの関係構築のためのコミュニケーションツールとして活用できます。
SNSへの投稿のポイントは、あらかじめターゲットや投稿のタイミング、配信内容、頻度を適切に設定しておくことです。闇雲に投稿しても、無駄に情報拡散されるだけで、告知したい相手に告知できなかったり、無用なトラブルを招いて炎上させてしまう可能性もあります。
こうしたリスクを減らすためにも、SNSの各サービスの特徴を理解のうえ、ターゲットに合わせて、適切なタイミングと頻度で適切な内容の情報を投稿しましょう。
SNSのフォロワーを増やすためには、質の高い情報を定期的に配信することで、ユーザーからの「いいね」や高評価の「コメント」をもらうことが重要です。投稿した情報に対するリアクションが良ければ、自然にフォロワーは増えていきます。
また、SNS上で他のクリニックやユーザーとやり取りをしたり、情報共有をしたり、こちらからコメントを投稿したりすることも、フォロワー数アップにつながります。
SNSに積極的に投稿するのは良いことですが、医療広告ガイドラインでの禁止事項に該当する表現を使用するのはNGです。SNSも広告扱いとなるため、医療広告ガイドラインの適用を受けており、違反する投稿をした場合は罰則を受ける可能性があります。
そのためSNSに投稿するときは、医療法の広告規制を理解のうえ、ガイドラインに違反しない表現やPRを作成しましょう。
ホームページやブログは、完成までにある程度の期間が必要です。一方で、SNSは無料ですぐに使うことができます。その日にアカウントを作成し、集患を始めることができるというわけです。無料で使えるSNSをうまく活用できれば、広告費の削減につながるでしょう。
ホームページやブログの場合、検索の上位に表示されるようなSEO施策を必要とし、患者さんに見てもらうまでのハードルが高いと言えます。一方で、SNSはフォローしている人に投稿内容が表示されるのはもちろん、シェア機能によって拡散され、より多くの人に見てもらえる可能性があります。そのため、クリニックの認知度を上げることができるでしょう。
SNSは多くの人の目に触れる分、炎上するリスクも高いです。不適切な発言があれば、瞬く間に拡散され、炎上してしまいます。炎上してしまうと、クリニックのイメージ低下につながってしまうため、炎上しないような言葉や内容選びをしなければならないでしょう。
SNSで集患を行う場合、基本的には病院スタッフで運営することになります。その際、投稿する文や写真の作成、内容のチェックに時間がかかるケースも。SNSの使い方をスタッフ全員が把握する必要が生まれ、思った以上に手間が生まれる可能性があります。
SNSを始めた最初のうちは閲覧回数が上がらず、フォロワーやいいねが増えないケースも多く、モチベーションが低下しやすいです。その時期にSNSの更新を止めてしまえば、SNSでの集患が上手くいくことはないでしょう。粘り強く更新を続けていく必要があります。すぐに集患に繋がるわけではないということを念頭に置いておかなければなりません。
友だち登録をしてもらい、登録者にクリニックの情報を通知できる集患方法です。無料で利用でき、利用者が多いのが魅力。はじめに登録してもらう必要があるので、ホームページ等と連携した使い方がおすすめです。
リアルタイムの情報をTwitterで投稿し、クリニックへの集患につなげる方法です。拡散力が高く、診察や予約情報の配信と相性が良いのが特徴。ただし投稿できる文字数が限られているので、あまりたくさんの情報を伝える際には適しません。
画像や動画、ファイルを通してクリニックの情報を伝える集患方法です。文字数制限がないので配信できる内容が豊富。検索画面からの流入も期待できます。他SNSに比べ、拡散力が弱いのがデメリットです。
SNSは患者さんと自院を手軽に繋ぐコミュニケーションツールとして有効な手段です。しかし不適切な発言をしてしまったり、誤った情報を流してしまったり、事故等が発生した際に、一気に拡散され炎上を招いてしまうリスクがあるので、その取扱いはとても慎重に行う必要があります。スタッフに任せきりになるとそのリスクも高くなる可能性があるため、運用ルールをしっかりと作る必要があるでしょう。
SNSは無料ですぐに始められる認知度を上げるのに適した集患方法です。一方で、すぐに集患が見込めるわけではなく、運営には手間がかかります。
そんなSNSでの集患をより効率よく行うためには、ホームページとの連携が欠かせません。ホームページとSNSが連携していれば、SNSを見た人がホームページに訪れ、さらなる集患につながるでしょう。より幅広い層にアプローチできるようになります。
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