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クリニックのホームページ制作に必要な専門用語解説

クリニックのホームページの制作を行うにあたって、知っておきたい専門用語をまとめています。基礎的な用語から、ホームページの分析などの際に用いる用語などさまざまなものを解説していますのでぜひ参考にしてください。

最低限知っておきたいホームページ制作の基礎用語

1. ドメイン

ホームページの住所にあたるもので、そのホームページがどこにあるのかを判別するための情報。例として「www.example.com」といった形になります。ドメインの中には「共有ドメイン」と「独自ドメイン」の2つがあります。

共通ドメインの場合は、サービスを提供している事業者と契約することで利用が可能となります。一部の文字列は自由に決められるものの、サービス提供事業者が指定する文字列も必ず含まれています。また、独自ドメインは自社のみが所有しているドメインであり、完全に自由に決めることが可能。適切なドメインは信頼性とアクセスのしやすさを高められるため、ビジネスで利用する場合には独自ドメインの取得がおすすめです。

2. サーバー

ホームページのデータを格納し、インターネット上で公開するためのスペースです。

自社でサーバーを構築した場合には非常に費用がかかるため、月額料金制で提供されている「レンタルサーバー」を利用するケースが一般的です。以上から、ホームページを制作して公開する場合には、レンタルサーバーやクラウドサーバーの選定を行うことが必要となってきます。

3. SSL

サイトとユーザー間でやり取りされるデータ通信を暗号化して、セキュリティを強化するための仕組みです。通信を暗号化することによって、万が一悪意のある第三者に情報を傍受されてしまったとしても、その情報の内容は解読できなくなります。このようにして、情報の流出や改ざんの防止に繋げられます。

SSLを導入したホームページの場合、URLは「https」から始まります。このようなサイトは信頼性が高いと判断されます。

4. CMS(コンテンツ管理システム)

「Contents Management System」の略称であり、ホームページのコンテンツを簡単に管理したり更新したりできるシステムを指します。CMSの種類には、例えば「WordPress(ワードプレス)」などがあります。このようなシステムを活用することによって、HTMLやCSSなどの専門知識がなかったとしても、簡単にホームページの制作や更新を行えます。

5. レスポンシブデザイン

PCやスマートフォン、タブレットなど、それぞれのデバイスに応じてホームページのレイアウトが自動で調整されるデザインを指します。例えば、スマートフォンでホームページにアクセスした場合にPC用のサイトが表示されてしまった場合、文字が小さいなど非常に見にくい状態になってしまいます。

現在はスマートフォンでホームページにアクセスするケースが多いため、ユーザ体験の向上とSEO対策の一環としてレスポンシブデザインを取り入れることが大切です。

6. サイトマップ

サイト内にあるすべてのページ構成を一覧で示したものをサイトマップと呼んでおり、その種類には「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」があります。

HTMLサイトマップは、ユーザーにホームページの構成を伝えるために設けられるものであり、「XMLサイトマップ」は検索エンジンに対してホームページの構成を伝えるファイルを指します。これは検索エンジンが検索結果の表示のためにWebページの情報を収集するプログラムである「クローラー」をサポートする役割を持ちます。

7. UI/UX

UIは「ユーザーインターフェース」を意味しており、ユーザーが製品やサービスを利用する際の接点をいいます。ホームページにアクセスする場合には、テキストや画像、動画、ボタン、フォームなどさまざまなものがあります。

また、UXは「ユーザーエクスペリエンス」の略で、ユーザーが製品やサービスを利用して得られる体験全体を示しています。より良いUXの提供には優れたUIが必要となります。例えば、クリニックの診療を予約するためのボタンを配置する場合には、使いやすさなどについて十分に検討することが大切です。

8. SEO(検索エンジン最適化)

「Search Engine Optimization」の略であり、「検索エンジン最適化」と略されます。これは、検索エンジンにおいて、サイトが上位に表示されるように工夫することを指します。上位に表示されるとホームページの露出が増えるためユーザーにも見つけてもらいやすく、アクセスの増加が期待できます。

上位に表示されるには、キーワードの選定やメタタグの設置、コンテンツの質について十分に検討した上での制作が必要となります。

9. アクセス解析

ホームページの成果を上げるために改善点を見つけることを目的として、訪問者数や行動を分析する手法です。解析にはさまざまな指標が用いられており、例えば下記のような指標があります。

  • セッション数:ユーザーが訪問した回数
  • ページビュー:アクセスされたページの総数
  • 直帰率:1ページ目しか見ずにサイトを離れてしまった割合

上記のような指標を用いてホームページへのアクセスを解析し、現状の把握や仮説を立てて改善に取り組んだりすることができます。

10. コンバージョン

ホームページを訪問した人が、目的の行動を達成することです。ホームページが目標としている特定のアクションを、訪問した人が起こしてくれた状態を指しています。「CV」と呼ばれる場合もあります。

コンバージョンの例としては、「診療の予約」「問い合わせ」などが挙げられます。

クリニックのホームページ制作で最低限知っておきたい用語

1. ランディングページ

ランディングページは、広い意味では広告や検索エンジンからアクセスしたユーザーがはじめに訪れるページを指しますが、狭義のランディングページとは、自社の商品やサービスに関する情報をまとめた単体のページを指しています。

クリニックにおけるホームページの場合は、例として「オンライン診療」や「予防接種」などのように特定のサービスや情報に絞り込んだページ構成とすることで、コンバージョン率を高められます。

2. ユーザビリティ

ユーザー(患者)が、ホームページを利用しやすいかどうかを表している概念です。「見やすさ」「使いやすさ」を指しています。ホームページは作る点が目的ではなく、ユーザーに見られ、利用されてその価値を発揮することから、ユーザビリティが高いホームページの制作を意識することが大切です。

クリニックのホームページを制作するにあたっては、患者が必要な情報を素早く見つけ、ストレスを感じずに操作できることが重要となります。

3. ファーストビュー

ホームページを開いた際にはじめに目に入る範囲を指します。ホームページの中で最も重要な場所ともいえます。例えば、診療内容や診療時間、予約ボタンなど重要な情報をこの部分に配置することで、わかりやすく印象をアップさせることが求められます。

4. ナビゲーション

ホームページ内で、他のページへのリンクやメニュー構造を指します。ユーザーは、何らかの情報を見るためにホームページを訪問しますので、診療時間やアクセス情報など、患者が必要としている情報にスムーズに辿り着けるような設計が求められます。

5. メインビジュアル

ホームページの上部に配置されている、視覚的に目を引く画像や動画を指します。これは「キービジュアル」と呼ばれることもあります。メインビジュアルとしては、例えば清潔感のある院内の写真や専門医の紹介などが用いられます。このように、クリニックの特徴や安心感を伝えるために使用されます。

6. ワイヤーフレーム

ホームページを制作する際に、初期段階で作成する設計図です。ワイヤーフレームを制作しておくことで、ページに掲載する内容の整理が可能となり、完成後のホームページをイメージできます。患者の行動を考慮したレイアウトを事前に設計できるため、無駄の削減にもつながります。

7. マルチカラムレイアウト

画面を複数のカラム(=列)で構成しているレイアウトをマルチカラムレイアウトと呼びます。画面上にサイドバーを設けることで、他のページにも移動しやすいつくりになります。

例えば、診療科目やスタッフ紹介、アクセス情報などを整理し、わかりやすく見せる際に有効といえます。

8. キーワード

GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、ユーザーが入力する語句を「キーワード」と呼びます。このキーワードに「地域名」や自分のクリニックの「診療科目」など、患者が検索しやすい言葉を設定しておくことでホームページを見てもらう回数を増やし、集客につなげられます。

9. コンテンツ

ホームページに掲載されているテキストや画像、動画、リンクなどの情報を指します。ホームページを制作にあたっては、見た目はユーザーに与える印象を大きく左右されるため、デザインに注力することが多いです。ただし、デザインの良さだけを追求しても、ホームページを制作する目的を満たせません。

患者が必要としている正確な情報をホームページで提供することにより、信頼を得る基盤となります。

10. 直帰率

ホームページに訪問してきたユーザーが、他のページを見ずに離脱する割合を直帰率といいます。すなわち、最初の1ページ以外は閲覧されていない、という点を指しています。

これは、患者が必要な情報にたどり着けていないことを示す指標であり、サイトの改善点を発見するための手がかりとなるものです。改善すべき点としては、例えば「ニーズにコンテンツが合っていない」「レスポンシブデザイン未対応」「ページの読み込み速度・動作が遅い」といった点などが考えられます。

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